高校中退して、美容師になるには?

高校中退

一昔前の話ですが、カリスマ美容師として有名なスタイリストが無免許だったという事件がありませいた。
彼は、美容師としての技術やセンスは抜群だったのですが、国家試験の問題を読むことや問題の意味を理解する事ができずに、試験に合格していなかったのです。

「美容師なんて、頭が悪くても高校中退でも技術があれば大丈夫」と思っていたら、それは甘い考えだと言わざるを得ません。

なぜ、パーマ液で髪の毛がカールするのか、パーマが当たるのかなどを科学的に理解的に理解したり、ヘヤーカラーの酸性やアルカリ性の意味を理解する必要があります。また、皮膚や髪の毛の生理解剖などもきちんと理解しておく必要があります。

高校中退で化学の授業を受けていなければ、理解する事が難しいでしょう。このような科学的なことを理解できていないのに、商品や技術をお客様にお勧めすると言うのは、無責任ではありませんか? また、皮膚のことを理解していななければ、皮膚のトラブルにも対処できません。

「髪がパサつくけど、更年期のせいかしら」などと悩むお客様に対しては、女性ホルモンと髪の毛の関係などを正しく理解していれば、適切なアドバイスや情報提供も可能です。

高校中退でも美容学校に入学することは可能ですが、やはり基本的なことが理解できるだけの学力は持ち合わせていたいものです。

高校中退者が学ぶ方法としてはいくつかの選択肢があります。

1つは、自分で勉強したり塾に行ったりして、高卒認定試験を受けて高校を卒業したと履歴書に書けるようにするという道です。履歴書が高校中退と高校卒業では、待遇面でも差が出ます。勉強は好きでなの成績は良かったのに、高校中退となってしまった人に、向きます。

もう1つは、通信制高校に入学することです。高校中退者の場合、既に取得した単位はそのまま認定され、まだ取得していない単位だけを勉強すればOKですので、また3年間通学するわけではありません。あなたと同じように、高校中退者が多いのが特徴です。

通信制高校は全国に沢山あります。

V6の井ノ原快彦さんが、芸能活動を続けながらも27歳で通信制高校へ編入学して、28歳で無事に高校卒業資格を得る事ができたことは有名な話で、「学校へ行こう」という、当時の人気番組でも、猪原さんが通信制高校に通う様子や卒業式の様子が放映されました。

猪原さんもいくつかの通信制高校へ見学に行き、先生の話を聞き、編入学する学校を決めていましたが、通信制高校も色々とあって、それぞれ特徴がありますので、自分の状況や志に合う学校を見つける事が大切です。

美容師は、接客業です。色々な仕事に就いているお客様が来られます。色々な考え方の人が来店されます。綺麗にしてくれればそれで良い、という人もいますが、中には話をする事が楽しみな人もいます。美容師さんと話をしていて、「この美容師さん、何も常識的なことを知らないんだなあ」と思うと、それが原因でお客様が離れていくこともあります。逆に、医療技術者が、「この美容師さんは病気の話や医療の話も解るんだ。すごい。」と、行きつけのお店になったきっかけが、美容師さんの教養の深さだったというケースもあります。

政治や経済の話が好きな人もいれば、健康マニアもいます。お客様とのコミュニケーションを円滑にするため、新聞を丹念に読むという美容師も少なくありません。その際に、基本的な学力がないと、理解できない事も多々あります。

お客様と円滑なコミュニケーションを取るためにも、信頼を得るためにも、科学的なことを理解するためにも、学力は必要です。通信制高校で、学力をつけるということは、お客様に信頼される学力をつけるためには必要なことの1つだと言えます。

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